源氏物語・第七帖「紅葉賀」 イラスト 色鉛筆

源氏物語・第七帖「紅葉賀」

《色鉛筆》 (47.5cm×27.5cm)

源氏物語第七帖「紅葉賀(もみじのが)」をイメージした絵です。 帝の御前で光源氏と頭中将が青海波を舞っています。何度か源氏物語を読み(現代語訳でですが)、物語にまつわる絵を描いてみたいと思っていました。勝手にイメージして描くのはつまらないので、国宝源氏物語絵巻等の様式に則って、細部に至るまで当時の情景としておかしくない様に調べて描きました。京都の染織史家 吉岡幸雄さんが源氏物語をイメージして染めた本「源氏物語の色」に触発されて、それを取り入れて描きたいと思った事も動機でした。右側の染め物は吉岡さんが「紅葉賀」をイメージして染めた染め物を参考にしました。シチュエーションからすると、二人がこちらを向いて(つまり帝がおられる側と逆)いるのはおかしいのですが、そこだけは構図の関係であえてこのようにしました。


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