■自著「やっぱりペンギンは飛んでいる!!」(技術評論社刊)■
2007年に出版された自著のためのイラストです。
空を飛ぶペンギンをリアルに描こうとペンギンについてかなり勉強して、その知識がもったいないのでペンギンの総合解説サイトを公開していました。
ペンギン好きな人が作ったサイトは無数にあるけど、学術的に匹敵する総合的な解説サイトはおそらくネット界で自分のサイトだけだったようで、技術評論社様から出版のお誘いがありました。
ペンギンの分類はもちろん、人間との関わりの歴史から生物学的な解説や進化にまで及んで解説しています。
ペンギンはかわいいだけの動物では無い。生物学的に生態学的にも非常に興味深くおもしろい鳥類です。
当初は表紙は写真で作る予定だったようですが、せっかく著者がイラストレーターなら本人が描く方が良いのでは無いかという社内の意見で、急遽別注の形で描くことになりました。普通のペンギンを描きたかったのですが、無名の著者の本を売るという営業的な意味もあって、おもしろく目立つモチーフを依頼されました。このとき、商業的に本を作るためには営業部の意見というのはとても大事だと勉強しました。
【左上から】クリスチャンの海の男達は金曜夜に肉を食べたいためにペンギンは魚ということにしたかった。重油流出事故で油まみれのペンギン。かつて南米ではペンギンをペットにしていることもあった。元々「ペンギン」と呼ばれていたオオウミガラスは人類の乱獲で絶滅した最初の野生動物。
左からキングペンギン、エンペラーペンギン《色鉛筆》
左からアデリーペンギン ジェンツーペンギン ヒゲペンギン イワトビペンギン《色鉛筆》
左からロイヤルペンギン スネアーズ シュレーターペンギン フィヨルドランドペンギン《色鉛筆》
左からペンギンの分類 キガシラペンギン ハネジロペンギン ロイヤルペンギン コガタペンギン《色鉛筆》
左からフンボルトペンギン マゼランペンギン ガラパゴスペンギン ケープペンギン《色鉛筆》
ペンギンをはじめとする海鳥は、水面に頭を出して漂っている頭部で判別が出来る。お互いを識別するためにそのように進化したと思われる。《デジタル》
ペンギンの雛だけの生育集団(クレイシ)におけるペンギンの給餌方法三段階。《デジタル》
ペンギンの大きさの比較図。他の一般的な大きさは「体長」で表現されるが、それは体を伸ばしたくちばしの先から足先までで、ペンギンが「立った」状態での大きさを誤解させていた。新小学一年生と立ち姿のペンギンを比較してみた《デジタル》
エンペラーペンギンの雄は真冬の南極で海で食事をする雌の代わりに集団で卵を温めている。長期間に及ぶその様子。《ペン》
ペンギンの天敵達 左からオオフルマカモメ、ナンキョクオオトウゾクカモメ、トウゾクカモメ、サヤハシチドリ、ヒョウアザラシ、シャチ 《ペン》
かつて存在した史上最大のペンギン「ジャイアントペンギン」の比較図。 楽しいペンギンのカット 《デジタル》
■ イラスト制作実績 ■
~ 手描きの温もりでなじみやすいイメージ作りを ~
▼ 実績別見本 ▼
CM・広告・装画 等
絵本
書籍:図鑑、解説本
書籍:文学(エッセイ、ノンフィクション含む)
ぬり絵
書籍:その他
雑誌・ムック
定期刊行物連載
オリジナル作品
その他の創作
~ 手描きの温もりでなじみやすいイメージ作りを ~