■坪内祐三著「玉電松原物語」月刊『小説新潮』(新潮社刊)■(鉛筆画)
連載エッセイ・2019年5月号~2020年2月号
作家の坪内祐三さんが育った玉電松原周辺に関するエッセイ(坪内さん急逝のため連載途中《10回目》で終了)。
毎回新潮社から坪内さんの原稿を送っていただき、それを読んで担当(編集長)様と相談して描くモノを決めていきました。
通常坪内さんはご自分の文章へのイラストレーターは決めていることが多いが、この時は新しい人にしたいという事で編集長が数人のイラストレーターのサンプルをピックアップ。
その中から私いとう良一を選んでいただきました。
そのあたりのいきさつも含めてこちらに詳しく書かれています。
タッチは鉛筆でざっくり描いた軽く懐かしい感じにしています。
その年、坪内さんの遺作として書籍化されそのイラストも担当しました。

右:世田谷の町を走るデハ200形玉電。左:四谷軒牧場で牛と戯れる快獣ブースカ《鉛筆画》。

右:玉電松原駅前で創業したスーパーオオゼキの創業当時の大関屋。左:松原にあった洋食やジュネ《鉛筆画》。

右:経堂にあった古書・遠藤書店のおもかげ。左:下高井戸駅近くの「さか本そば店」の店員“ジャイアンツおじさん”の帽子《鉛筆画》。

右:松原にあった本屋、松原書房の本の配達をする安さん。左:南新宿にあった、趣味の切手の聖地「郵趣会館」《鉛筆画》。

右:まだ舗装されていなかった路地で三角野球で遊ぶ。左:森永のコーヒー牛乳《鉛筆画》。

右:坪内祐三さんの通った世田谷区立赤堤小学校。左:玉伝松原駅近くの成田山系不動尊の火事《鉛筆画》。

右:世田谷区松原の西福寺での深夜の猫の集会に出会う。左:シングルレコード盤と同じサイズで4曲入りがあった。サイモンとガーファンクルのレコード《鉛筆画》。

右:友達と三人で京王多摩川でザリガニ釣りをする。左:スーパーなどで買い物をするともらえたブルーチップ《鉛筆画》。

右:世田谷八幡宮の奉納相撲大会。左:遮断機が下りた踏切に入ったM君に迫る玉電《鉛筆画》。

右:下高井戸の商店街。左:スクリーンを見上げるような感じだった映画館。《鉛筆画》。2020年1月に急逝されたため、この号が最後になりました。
■ イラスト制作実績 ■
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