■ふくい てる著「うみといきる」(金の星社刊)■《透明水彩》
毎月、高台への避難訓練をする校長先生。先生にはそうする悲しい理由がありました。災害→復興をくりかえす日本で一人一人が命を守り、しなやかな国にするにはどうしたらよいか、海とのくらしから防災・減災について考える絵本。
金の星社様からのご依頼でイラストを描きました。
出版予定までの期間が短く、かなりハードなスケジュールでしたが、原稿をいただいてから4日間で全ページのラフを提出。
それらがそのままOKになって、最初のご依頼メールから約6週間で納品しました。
人一倍作業は早いほうだと思いますが、このときは我ながらとんでもなく早く仕上がったと思います。
15見開き+表裏のカバーイラストの計17点。すべて鉛筆線+透明水彩で描画しています。
左:表カバーイラスト《透明水彩》(19cm×28.2cm)・右:裏カバーイラスト《透明水彩》(19cm×28.2cm)
月様が浜辺の波の泡に息を吹きかけると、雲のぼうやが生まれて空にのぼってきました。《透明水彩》(23.6cm×48.6cm)・浜辺では今日も多くの人たちが活動を始めています。 タカシも友達と学校へ行きます。《透明水彩》(23.6cm×48.6cm)
カツオ一本釣りの漁師のおじいちゃんとタカシは小さい頃から仲良しでした。《透明水彩》(23.6cm×48.6cm)
校長先生はよく高台への避難訓練とともに子供たちにお話をしてくれます。 《透明水彩》(23.6cm×48.6cm)・校長先生はかつて津波の被害を経験したのです。《透明水彩》(23.6cm×48.6cm)
《透明水彩》(23.6cm×48.6cm)
津波はすべてを飲み込んでしまいました。校長先生はその経験から高台への避難訓練を始めたのです。 《透明水彩》(23.6cm×48.6cm)・今日も平穏な一日が終わろうとしていましたが、、、 《透明水彩》(23.6cm×48.6cm)
大きな地震とともに、海から強い風が押し寄せてきました。何かが迫ってきています。 《透明水彩》(23.6cm×48.6cm)・沖を見ると、海が壁のような津波となって迫ってきています。 《透明水彩》(23.6cm×48.6cm)
大きなサイレンが鳴り響き、みんなは山へと逃げようとしています。 《透明水彩》(23.6cm×48.6cm)・津波から何年かが過ぎ、海の町は復興していきます。 《透明水彩》(23.6cm×48.6cm)
高台にはタカシたちの新しい家もできました。 《透明水彩》(23.6cm×48.6cm)・「つなみの日」に校長先生と子供たちは高台へ登りました。 《透明水彩》(23.6cm×48.6cm)
校長先生が海に「おーい」と呼びかけると、みんなも「おーい」と呼びかけました。 《透明水彩》・みんなが幸せを取り戻したのを見届けて、雲のぼうやは雨となって海に帰りました。 《透明水彩》(23.6cm×48.6cm)
■ イラスト制作実績 ■
~ 手描きの温もりでなじみやすいイメージ作りを ~
▼ 実績別見本 ▼
CM・広告・装画 等
絵本
書籍:図鑑、解説本
書籍:文学(エッセイ、ノンフィクション含む)
ぬり絵
書籍:その他
雑誌・ムック
定期刊行物連載
オリジナル作品
その他の創作
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