《色鉛筆》 (47.5cm×27.5cm)
源氏物語第四十一帖「雲隠」をイメージした絵です。 紫の上が亡くなり第四十帖「幻」では出家した源氏が書かれている。そして四十二帖からは源氏亡き後の源氏の子供たちによる物語が始まる。 その間の第四十一帖には「雲隠」というタイトルだけの巻が存在する。 タイトルからここで光源氏が亡くなったと言うことをにおわせている。 といっても、実は源氏物語は紫式部筆のオリジナルは見つかっておらず、写本がいくつか存在し、何度も写本が作られており、その間に内容が書き換えられているらしい部分がある。 各巻にタイトルも最初はついていなかった可能性もある。 そのため「雲隠」という巻は最初から存在しなかったか、あるいは文章そのものが失われたのかもしれない。 そのあたりは謎なのである。
現在、もっともオリジナルに近いと思われている源氏物語では「雲隠」というタイトルだけの巻があり、源氏の死については書かれていないことになっている。 そのこともあってか「雲隠」を絵にした例は見当たらない。(少なくとも自分は存在をしらない) タイトルだけで死をにおわせているのだから、そもそもそれを絵にするのは野暮だとは思う。 でも、一通り読んだときにこの「雲隠」についてのイメージが沸いて、それを絵にしたいと思ってきたのであえて描いてみた。
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源氏物語・第四十一帖「雲隠」
《色鉛筆》 (47.5cm×27.5cm)
源氏物語第四十一帖「雲隠」をイメージした絵です。 紫の上が亡くなり第四十帖「幻」では出家した源氏が書かれている。そして四十二帖からは源氏亡き後の源氏の子供たちによる物語が始まる。
その間の第四十一帖には「雲隠」というタイトルだけの巻が存在する。
タイトルからここで光源氏が亡くなったと言うことをにおわせている。
といっても、実は源氏物語は紫式部筆のオリジナルは見つかっておらず、写本がいくつか存在し、何度も写本が作られており、その間に内容が書き換えられているらしい部分がある。
各巻にタイトルも最初はついていなかった可能性もある。
そのため「雲隠」という巻は最初から存在しなかったか、あるいは文章そのものが失われたのかもしれない。
そのあたりは謎なのである。
現在、もっともオリジナルに近いと思われている源氏物語では「雲隠」というタイトルだけの巻があり、源氏の死については書かれていないことになっている。
そのこともあってか「雲隠」を絵にした例は見当たらない。(少なくとも自分は存在をしらない)
タイトルだけで死をにおわせているのだから、そもそもそれを絵にするのは野暮だとは思う。
でも、一通り読んだときにこの「雲隠」についてのイメージが沸いて、それを絵にしたいと思ってきたのであえて描いてみた。
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