■河江肖剰・佐藤悦夫他編著「世界のピラミッド」(グラフィック社)

文明の発祥、建造の目的、そしてもちろん場所。それぞれ全く違うのに、なぜか同じ「ピラミッド型」。
古代の人々を惹きつける何かがあったのでしょうか。
いや、現代の私たちでさえ、その謎めいた形状に惹きつけられるような気がします。
世界中に散らばる「ピラミッド」、少しずつ明らかにされてきたそれらの謎について、それぞれのエキスパートに原稿執筆を依頼し、「広く」「深く」その魅力を紹介します。
世界各地に鎮まる「古代の四角錐の石造建築」をピラミッドと定義し(「ピラミッド」の名で呼ばれているもの)、それらの発掘、研究などに携わるエキスパートを集めて構成した「世界のピラミッド図鑑」。
以前も解剖図鑑シリーズでお世話になった編集担当様から、建築系や構造物、空間を描くことに長じていて、絵としても雰囲気が良いということでご依頼いただきました。
何度にも渡って著者達とオンライン打ち合わせを行い、表現したい内容をうかがって必要な資料を提供していただきました。

ピラミッド建造場所を検討するクフ王
ピラミッド建造場所を検討するクフ王や廷臣たち《手描きイラスト:鉛筆画+Photoshop》。廷臣やクフ王もただ「らしく」適当に描いているのではなく、遺っている像などを参考に著者からも意見を聞いて体格や雰囲気を再現しています。著者によると、この場面を描いたのはおそらく世界初だろうと。
ギザとヘリオポリスの位置関係
ギザとヘリオポリスの位置関係図。複数の資料を基に再構成しました。その下は方位の測量。既存の資料画を基にしています。《手描きイラスト:鉛筆画+Photoshop》。ピラミッド、ピラミッドタウンとその周辺の当時の様子は発掘調査により徐々に明らかになってきた。
巨石の運搬と傾斜路
ピラミッドの巨石の運搬と傾斜路。ハトヌプの石切場の再現イラスト。当時から洗練された運搬方法が用いられていた。研究で再現された動画や資料画を元に再構成。下は石材の大きさの比較がわかりやすいように人間とともに。《手描きイラスト:鉛筆画+Photoshop》。
石材の切り出し工法
左:石材を切り出すための溝を掘り方の時代比較(ピラミッド時代、ローマ時代、現代) 右:石材を水平に切り出す工法《手描きイラスト:鉛筆画+Photoshop》
ピラミッドからナイル川までの参道
ナイルと密接に関わっていた信仰と葬祭。
ピラミッドからナイル川までの参道を再現したイラスト。《手描きイラスト:鉛筆画+Photoshop》
ピラミッド内部構造と星座の関連
いまだ謎の多いミラミッドの通気孔、大回廊、星座を構成する星々との関連は?《手描きイラスト:鉛筆画+Photoshop》内部を立体的に正確に透視している図が見当たらず、いくつかの側面図などを参考に再構成しました。
ピラミッドタウンの住居や営舎
ピラミッドタウンの住居や営舎《鉛筆画+Photoshop》既存の参考画像を見やすく再構成。
メンカウラー王のピラミッド内部
メンカウラー王のピラミッド内部《手描きイラスト:鉛筆画+Photoshop》既存の資料を基に解説に必要なように再構成。
内部からはカメンカウラー王の時代よりも後のものと考えられる遺物も見つかっている。
これを考えると、ピラミッドは後に再利用されたと推測もされる。
聖なるスラムの様子
発見当時のメンカウラー王時代の「聖なるスラム」の様子《手描きイラスト:鉛筆画》提供された写真をイラスト化
テオティワカン都市中心部
テオティワカン都市中心部。"月のピラミッド"から南側に「死者の通り」が伸びる。通りの東側に太陽のピラミッド、シウダデラが作られた。シウダデラの中央部に「羽毛の生えた蛇神殿」が建てられた。《手描きイラスト:鉛筆画+Photoshop》エジプトの博物館の模型を撮影したモノから再構成。
羽毛の生えた蛇神殿の発見物
左:生贄墓から発見された三人の貴族男性、ケツァルコアトルの壁画・右:「羽毛の生えた蛇神殿」内部で発見された生贄、「羽毛の生えた蛇神殿」のタブレロ《いずれも手描きイラスト:鉛筆画》
モンテ・アルバンの遺物
上:モンテ・アルバンで儀式の時に使われていたらしい場所・下:モンテ・アルバンで出土したテオティワカン様式の土器、モンテ・アルバン南から発見された石碑《いずれも手描きイラスト:鉛筆画》
コパン都市中心部の復元図
テオティワカンと交流のあったコパン都市中心部の復元図《手描きイラスト:鉛筆画》復元模型から再構成。
ボロブドゥール断面図と立体図
ボロブドゥール断面図、立体図《手描きイラスト:鉛筆画+Photoshop》
レバッ・チベドゥの全景復元図
ジャワ島西部の山中に築かれたレバッ・チベドゥの全景復元図《手描きイラスト:鉛筆画》


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