3年前から母上は狭山の介護病院に入っている。
それまで一人で在宅介護をしてきたが、状態が急変して在宅介護が不可能になり、あちこち施設を模索したあげく土壇場で見つけた病院だった。
もうすぐ、すぐ近くに建てられた新しい建物に全員移転するが、病院では無く特別な認可の介護施設になる。やってくれることは今と同じらしい。

病院からは時々携帯に電話がある。
単なる事務的な連絡だったり、熱が出たとか、特別な状態の連絡もある。
大抵はたいした症状では無く、点滴を打ってもらったり、何らかの処置をしたあとでの事後報告である。

今日の午前、携帯が鳴り発信者が病院だった。
病院から電話があったときはいつも
「とうとうきたか・・・」
と思う。
電話はすべて、最初は受付の方が電話口で話す。
「それでナースステーションに変わりますね」となることが多い。
一番多いのは、必要書類(いろいろな更新)にサインをして欲しいというモノ。
電話の相手が顔なじみの方で、笑顔声だったりすると、そういう用件だなとわかる。

でも今回は久々に
受付→ナースステーション→「医師に変わります」と言われた。
あぁ、本当にとうとうきたか?と思った。

どうやら二日間熱を出して、点滴などの処置をしたと言うことだった。
食事は8割取れているし熱も下がったので問題は無いが、一応そのようなことがあったという連絡である。

高齢者の、とくに介護病院に入っている老人は、いつ状態が急変しても不思議では無い。
母も時々熱を出すが、医者も正直言って確かな原因はわからないと。
というのも、寝たきりの状態になると、原因は様々なことが考えられ、よほどの症状で無いと特定が難しいのだとか。

毎週木曜日に面会に行っているが
「今週も面会に行きますが、かまいませんか?」というと、医師は
「あ~、全然問題ないですよ^^」との事だった。
やれやれ^^;;