連れ合いとの居酒屋での話。
 今、うちの母上は介護病院へ入っており、最後に家にいたときからみるみる動けなくなって、意識もハッキリしなくなっている。
 連れ合いはそういうのも見てきて、また世間や知人の同じように突然亡くなったり動けなくなったりする事がある可能性に話が及び「やれるうちにいろんな事をやらなくちゃ」という話になった。

 自分にはやりたいことは山ほどある。もちろんやりたいレベルは様々で「できるならやってみたい」「なるべくやりたい」など様々。多くの人が自覚しているように、ただ「やりたい」ではなく実際に「やり始めれば」できることは少なくない。
 でも翌日にブラブラ1人で歩いていてふと思った。やりたいことをやるだけが大事なのではなく、何もしないというのも自分には大事であると。
 ただ無為に過ごすというのは、生産的な日本社会ではマイナスに見られがちだけど、実はとても大事な事だと思っている。