絵を鑑賞するときの基準は、単純に自分が好きか嫌いかで十分だと思う。好き嫌いというと極端すぎるので、まぁ「好み」というか。
 ただ「良い絵」かどうかの判断材料というのは結構難しい。アートの歴史や思想やらなんやらまで理解して判断すべきだみたいな事を言う人がいたが正直それはどうかと思う。そこまでは必要ない。

 自分はある絵を良い絵かどうかを判断する基準というのがある。それは絵に品があるかないかである。綺麗に上品に描いているという意味ではない。技術的に下手だったり一見乱雑に描いているようでも「品」のある絵はある。逆に技術が高度だったりとても上品そうに描いているけど「品」がない絵も多い。
 「私の絵はうまいでしょう」とか「(癒やし系に多い)この絵を見ていると癒やされるでしょう~」と声高にうったえている絵もその(品のない絵の)範疇である。自分の絵が見る側にどのように感じ取られているかはわからないけど、その事は棚に上げておいての自分の意見です^^;;

 「品」というのはかなり抽象的な概念なのでうまく定義はできないけど、なんとなくわかってもらえるかな、と。